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一昨日の続き。

GoShuです。

昨日は体調悪くお休みしてしまいました。

今日は一昨日の続き・・・はすみませんが若干長くなるので次回まわしにさせていただきます。

しかし一昨日に関連して。

そもそもなぜ大枚を払って原書を買ったのかというと、池央耿さんの訳について述べたいがためでした。

http://blackwidowers.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-f581.html

こちらのブログで

http://textsmith.at.webry.info/200801/article_8.html

作者の「のちんかん」様がおっしゃっておられるように、池さんの訳はヘンリーの給仕に勝るとも劣らない名人芸だと思います。

もちろん、通常の部分の訳も素晴らしいのですが、「英語ならではの言い回しを日本語に訳す」ということを頻繁になさっておられます。

それが日本語として自然であればあるほど、「元の文はどうなっているのだろう?」ということに興味がわきます。

今日は、「六千四百京の組み合わせ」に出てくる、以下の3つの「頭韻法」の言い回しです。

1.「べらぼうべろべろベルゼブブ」

2.「マモンも真っ青まる儲け」

3.「ツタンカーメンの面に唾」

どう考えたって、原文が上記の「意味」も一緒だとは思えませんが・・・

先に書きました通り、「The Return of the Black Widowers」にはこの作品が再録されています。

で、上記の1~3が原文ではどうなっているかをチェックしますと。

1."Beelzebub's brazen bottom"  ベルゼブブの厚かましい魂胆

2."Mammon's munificent mammaries"  マモンの出し惜しみないおっぱい

3."Tutankhamen's tin trumpet"  ツタンカーメンのブリキのトランペット

こうなっていました(1の訳は今一つ自信がないですが)。

意味はやっぱり全然違いますね(笑)

しかし原文の3つは、発音してみるとすべてテンポの良い単語の組み合わせになっています。

池さんの訳も日本語としてテンポがいい。

そこを重視して訳されているわけで、やっぱりこれも名訳のひとつだと思います。

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