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あとがき

 長らく書いてませんでしたが、主宰の片割れ、小野堂です。

 読者の皆様、プレイありがとうございます!
 参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。

 これにて、「黒後家蜘蛛の会贋作集」は一区切りとなります。

 はじまりは2009年9月──。
 約一年前にmixiのアシモフコミュでGoShuさんと出会ったことから、この企画は動き出しました。

 そこから、少しずつコンテンツを増やし、ようやくここまで来ることができました。
 ひとえに、皆様の声援、および、協力あってのことです。
 本当にありがとうございました。


 まず、GoShuさん。
 本当に多大なサポートをいただきました。
 各担当との連絡、スケジュール管理、広報など、大変なことを全て引き受けてくれました。
 おかげで、私を含めた各担当が、担当それぞれの仕事に専念できました。

 やり取りしたメールは……おそらく数百通……。もっと?
 メールの黒後家フォルダが本当にやばいことになってます……。

 シナリオの『婚約者』『置きみやげ』ともに、すごく素敵な作品でした。
 何しろ、作中に含まれる雑学が黒後家本編かと思うくらいしっかりと調べられていて、しかもそのつなぎも上手いんですよね……。見事に黒後家の贋作している二編だと思います。
 お疲れ様でした。


 次に、最初にご参加いただいた切霧舞さん。
 こう言う企画では、「最初に参加する人」という役割は凄く大きいと思っています。
 人間、まず打算と見栄えを考えるものですから、「失敗するかもしれない企画」にはなかなか飛び込まないんですよね(笑)
 ところが、一人、参加すると言えば、「なら、私も」「なら、私も」となります。(応援してあげたい何かがあったら、他の人に見える場所で応援の声をあげると、それだけでかなり違うと思っています。ブログでも、掲示板でも、そこが盛り上がると、自然と他の人も寄ってくるようですので)

 シナリオ、すごく素敵でした。
 黒後家好きが『猫当てゲーム』を読めば、「これなら、全部通してやる価値がある」と思っていただけると考えたので、最初のトップバッターとして置かせていただきました。


 そして、マルチヴァクさん。
 最初のイラスト参加者です。
 主催にシナリオライターが固まっていたため、シナリオの増強についてはなんとでもなりました。
 ですが、それ以外の担当もいないと寂しいよね……と思っていたところに、マルチヴァクさんの参加!
 本当にありがとうございました。

 やっぱりイラストはゲームの花ですよ!
 あるのとないのとでは、輝きが違います。


 nullさん。
 シナリオ案という形ですが、それが逆に面白い形になったと思っています。
 GoShuさんと組んで作られた「置き土産」は、みんなで創る贋作集企画を象徴する作品だと思っています。
 (贋作集の最後を締めるポジションに置かせていただきました)

 黒後家蜘蛛の会の構成分析という、面白いコンテンツも贋作集全体にいいスパイスになったと思います。
 最初にいただいた分析のもいい形で載っけたかったですねー。


 深緑野分さん。
 ミステリーズ!新人賞、受賞おめでとうございます!
 そして、2編もの贋作ありがとうございます!
 『二人の美食家』の初稿が一日で書き上げたというのを聴いてびっくりしたのですが、第二稿で内容が大きく変化し、シナリオが凄く面白くなったのにはさらに驚きました。
 『ヘンリーの休日』という変化球は、贋作集ならではのものだと思っています。あの一つで贋作集全体に深みが加わったと思います。
 両作とも実に黒後家していて、その上で贋作にとらわれない何かがあるというのが素敵でした。

 あと、東京創元社で、「黒後家6巻だしてー」コールをお願いします(笑)


 no nameさん。
 膨大なイラスト、カットイン、背景、および公開されていないそれらのラフ、設定集、本当にお疲れ様でした。
 主催からの修正依頼、その他のやりとり、大変だったと思います。
 ブラックウィドワーズ、ミラノレストラン、タイトル、ロゴ、などなど──。
 黒後家蜘蛛の会贋作集の素敵な雰囲気を作り出しているのはno nameさんのイラストのおかげです!
 
 個人的お気に入りはルービンの表情シリーズ。
 怒っている表情は、「いきり立っている」感じがして好きでした。


 松倉くらりさん。
 締切り後の突然の参加でしたが、凄く嬉しかったです。
 この作品は黒後家蜘蛛の会好きの手による同人活動。
 やりたい人が、やりたいように、やりたいだけやればいいと思っていたので、一も二もなくイラストをお願いしました。
 頂いたイラストに、黒後家ならではの仕込があったので、「これは!」と思って勝手にシナリオを付けさせていただきました。クイズ形式という変化球でしたが、喜んでいただいて幸いです

 「A面」「B面」の枠もありがとうございました。あのポップな感じ、凄く好きです。


 …………。
 と、まあ、締めの言葉というかは、参加者への個人通信みたいな感じになってしまいましたが……。

 私個人としても、とても楽しませていただいた企画でした。
 主催は誰よりも先に、みなさんのシナリオやイラストを見れるんですよー。
 黒後家好きの手による黒後家作品!
 もうなんていうか、天国でしたね(笑)


 と……あとは、述べることも殆ど無いのですが。
 最後に、同様の企画を考えている方々に、私なりの設計図の一部を。

 どうして「黒後家蜘蛛の会贋作集」を企画したか? ……なのですが……。

 まず第一に、私が単純に好きだからです。

 が……、それはさておき、同人ゲーム制作ということを考えると、「他の贋作集企画」に比べて、「参加者が書きやすい」「ノベルゲームにしやすい」という判断がありました。

 ブラック・ウィドワーズのメンバーが集まって、ゲストの謎を解くのがパターンですから、「何を書いて良いかわからない」というのがありません。贋作を書く側にも、主催側にも完成形が見えています。
 また、イラストを発注するときも、ミラノレストランと7名にゲストさえいれば大丈夫ですので、そうそうは増えません。(深緑野分さんが、素敵に裏切ってくれましたが!(笑))
 ようするに、工程がほとんど増えないのです。

 ところが、「江戸川乱歩贋作集」「金田一耕助贋作集」(両方共実はやりたい……)とかなら、そうは行きません。
 どんなシナリオが来るかわかりません(笑)
 シナリオによっては、おそらくイラストの枚数が膨大になると思います。

 ようするに──。
 完成形が凄く簡単に見渡せる作品でした。


 ……最後は締めというか、この企画を参考にされる方々へ、になってしまいましたが、「創る」ということの側面には、次に受け継いでもらう側面もあると思いますので、こんな方がいいのかもですね。(もし類似の企画を考えている方、いらしたら遠慮無く、私の方にお願いします。この企画で学んだことの幾つかは伝えられると想いますし、内容によっては私も参加できると思いますので)


 では──。
 黒後家好きがこの作品に出会い、さらなる黒後家好きになってくれることを祈りながら──!

 そして──。
 雲の上のアシモフが、この作品を知り、〈トラップ・ドア・スパイダーズ〉の面々に自慢することを夢見ながら──!

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